520人が犠牲となった日航機墜落事故から12日で33年。墜落現場となった御巣鷹の尾根(群馬県上野村)のふもとの神流(かんな)川で11日夜、恒例の灯籠(とうろう)流しが行われた。大切な人を失った人たちが集い、思いを込めた灯籠を水面に浮かべた。
同じ苦しみ知る人「つながりたかった」被害者連帯の時代
名前なき慰霊碑、遺族葛藤 七十七銀女川支店 震災7年
北海道の小学校教員、折田みきさん(46)は、あの事故で父の村上良平さん(当時43)を失った。
33年前、8月12日夜。中学2年だった。眠っていたところを母に起こされた。千葉県の自宅の居間で、墜落を報じるテレビで父の名前が伝えられた。
1カ月後、現場で父の会社の茶封筒が見つかった。
「急に降下中」「機内よりがん…