愛知県病院事業庁は16日、県精神医療センター(名古屋市千種区)で警備員が向精神薬を盗んだ疑いがあり、千種署に被害届を出したと発表した。
同庁によると、センターの担当者が納入された薬の一部がないと10日に気づいた。警備員による電子キーの不審な開錠記録があると分かり、警備会社が調べたところ、この警備員が2~10日に向精神薬のメイラックスを計450錠盗み、うち6錠を服用したと認めたという。センターは警備員の自宅から21品目3794錠の向精神薬などを回収。同庁は麻薬取締法に基づき、県に事故届を出した。同庁によると、転売は確認されておらず、警備員が自ら服用したとみられる。