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「二刀流」のまされる悲哀 競技採用・認知度向上の裏で

鳥のように大空高く、羽ばたきたい。そんな願いをかなえてくれる新競技のパラグライディングは25日から「クロスカントリー」が始まった。山の斜面から離陸し、上昇気流をつかんで高度を上げ、定められた通過点を巡り、ゴールまでのタイムを競う。今大会は「アキュラシー」も採用され、こちらは的の中心めがけて着地する精度を競う。


2種目両方で腕を磨く選手は少ない。世界選手権も別々に開かれる。ところが、今大会は参加選手の総枠を抑えるため、全選手が2種目をこなすよう義務づけられた。日本はメダルが有望なクロスカントリー専門の選手に絞って派遣した。3年前までの6季、アジアランキング1位だった呉本圭樹は「アキュラシーは用具も違う。アジア大会に備えて本格的に練習したのは約2カ月」と明かす。


近年、五輪など総合大会は肥大化が開催都市の財政を圧迫し、批判を浴びる。新競技が仲間入りする際、新参者の悲哀で妥協を強いられる例は珍しくない。


2020年東京五輪で採用されるスポーツクライミングは「ボルダリング」「リード」「スピード」の3種目をすべてこなす「複合」で競う。しかし、ふだんから全3種目で大会に挑む選手は、ほぼいない。


フェンシングで、剣も「有効面」などのルールも違うフルーレ、エペ、サーブルをすべてこなす選手が見当たらないのと同じだ。


五輪やアジア大会での採用は、競技団体にとって認知度向上の起爆剤。だから、「二刀流」や「三刀流」などの無理を、のまざるを得ない現実がある。アキュラシー出身の日本チームの岡芳樹監督は「それぞれ専門の選手が出るのが理想ですが……」と漏らす。


今大会、「アキュラシー」で2選手が墜落してけがをした。専門外の種目に挑んだ習熟度不足が引き金ではなかったようだが、一歩間違えば生死にかかわるリスクもあるだけに、安全面の配慮は欠かせない。(編集委員・稲垣康介)


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