東京パラリンピックの開幕まで25日であと2年となり、競技会場が多くある東京都江東区の臨海副都心エリアではこの日、カウントダウンイベントが開かれた。東京都の小池百合子知事は「楽しみながら、みんなで盛り上げましょう」と呼びかけた。
カウントダウンセレモニーでは、ボートの前田大介選手が陸上でボートをこぐトレーニングができる装置を使い、競技の魅力を紹介。国際パラリンピック委員会特別親善大使を務める香取慎吾さんも登壇し「迫力がある。パラリンピックは会場で思いっきり応援したい」と盛り上げた。
会場には、大会のパートナー企業などによる車いすバスケットボールやボッチャなどの体験ブースも設けられた。両足にスポーツ義足を初めて付けた江戸川区の小学5年、広瀬壮丸(たけまる)君(11)は「バランスをとるのが難しいし、重くてジャンプもできなかった。これから選手が走っている姿を見るときは、気持ちが変わると思う」と話した。
夜には、東京タワーやスカイツリー、都庁など全国14カ所がパラリンピックのシンボルマーク「スリー・アギトス」の赤、青、緑の3色でライトアップされた。(斉藤寛子)