福岡県警は24日、同県筑紫野市紫2丁目の代行運転手、舞山俊幸容疑者(53)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で現行犯逮捕した。酒を飲んだ客に代わって客の車を運転する代行運転の業務中に自損事故を起こし、発覚した。
春日署によると、舞山容疑者は24日午後9時40分ごろ、福岡県春日市惣利6丁目で、酒気を帯びた状態で客の軽自動車を運転した疑いがある。
客2人を後部座席に乗せて運転中に住宅の壁に車体をこする事故を起こし、駆けつけた警察官が酒の臭いに気付いた。検査したところ、基準の約8倍の1・22ミリグラムのアルコールが検出されたという。けが人はいなかった。
昼間に自宅で焼酎と酎ハイを2杯ずつ飲んだといい、容疑を認めているという。署は代行業者にも事情を聴き、安全管理に問題がなかったか調べるという。