国民的な人気アニメ「ちびまる子ちゃん」を生んだ漫画家のさくらももこさんが乳がんで亡くなった。日曜夜の放送開始から28年。原作のシリーズ累計発行部数は約3200万部に達する。昭和の時代の個人的な経験が色濃くにじんだ作品は、多くの人に愛されて平成という時代を駆け抜けた。 さくらももこさん、乳がんで死去 「ちびまる子ちゃん」 【アーカイブ】まる子の心、私にも インタビュー全文 【特集】追悼 さくらももこさん 「ちびまる子ちゃん」は、1970年代の静岡県清水市(現静岡市清水区)に暮らす山口百恵好きのおっちょこちょいな小学3年生・まる子が主人公。いつも味方になってくれる祖父の友蔵(ともぞう)や酒好きの父ヒロシ、叱り役のお母さん、ドライな性格のお姉ちゃんらの3世代6人家族に、親友のたまちゃん、お金持ちでキザな花輪クン、学級委員になることに全てをかける丸尾君ら個性的なクラスメートが加わって繰り広げる昭和のほのぼのとした日常を描く。連載は86年に始まり、90年のアニメ化で爆発的な人気に。同年10月に最高視聴率39・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、平成のお茶の間で絶大な支持を集めた。 漫画などのサブカルチャーに詳しい評論家、中森明夫さんは「平成の初期はバブル崩壊や阪神大震災、オウム事件と暗い話題が多かったが、人々は昭和のように上昇しなくても、身の回りの楽しみ、小さな喜びを見つけていったのではないか。ちびまる子ちゃんはそんな時代を象徴する番組だった。SMAP解散、安室奈美恵引退と続き、平成の終わりを感じる」。 アニメが放送25周年を迎えた… |
昭和の日常描く「ちびまる子ちゃん」 平成を駆け抜けた
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