仕事人間だった女性と、義理の娘の関係を描くドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系、火曜午後10時)が好調だ。初回は11・5%だった関東地区の視聴率(ビデオリサーチ調べ)は上昇し、最新話の8月21日の7話では15・1%に。支持を集めるのはなぜなのか。
潔い主人公、子育て世代が共感
連ドラを放送時間に継続的に見る視聴者が減っている近年、1話完結で途中からでも見やすい刑事、医療ドラマが増え、視聴率も堅調だった。「義母と娘」はストーリー性が強い「本来の王道ドラマ」(テレビ解説者の木村隆志さん)。連ドラは視聴率10%を超えれば「当たり」と言われる時代に、15%台に上げた。
孤独を感じていた大企業の管理職の亜希子(綾瀬はるか)は、がんを患って小学生の娘みゆき(横溝菜帆)の行く末を案じていた良一(竹野内豊)に頼まれて結婚。良一の死後も、義母と娘の血縁を超えた絆と成長を描いていく物語だ。そこに、日常でもビジネス用語を多用する亜希子の個性や、みゆきと幼なじみの恋などの見どころがからまってくる。
「1話完結や、最初に過激なシ…