漢字の「富士山」を組み立てると、富士山の形に――。玩具の企画会社「プレックス」(東京都台東区)が「土産店に模型を」とのコンセプトで作った「ゴトプラ」シリーズで、第1弾の「東京」「大阪」に次ぐ第2弾として、静岡名物の富士山を企画中だ。
ご当地のプラキットだから「ゴトプラ」。バンダイナムコグループで「仮面ライダー」や「プリキュア」などの商品企画をするプレックスが、自社オリジナル製品として手がけた。8月に発売された第1弾は、組み立て前のランナー(枠)は漢字の「東京」「大阪」で、組み立てると東京タワーと大阪城に変形する。
着眼点だけでなく、販路も異例だ。「東京」と「大阪」は税抜き680円。高速道路のサービスエリアや鉄道の駅、空港などで販売し、玩具店への流通は少ない。修学旅行生や外国人観光客に人気だといい、発案した同社デザイナーの坂尾重紀さん(44)は「各地の土産品として、模型を作ったことがない人も手にとってほしい」と狙いを語る。
アイデアの元になったのは、観…