沖ノ島(福岡県宗像市)の世界遺産登録1周年を記念する行事が17日、同市の宗像大社であった。2016年にユネスコの無形文化遺産になった北九州市の戸畑祇園大山笠が披露され、訪れた人たちは有形・無形の世界遺産に触れた。
特集:沖ノ島、世界文化遺産に
約300人が戸畑祇園の「幟(のぼり)大山笠」と「提灯(ちょうちん)大山笠」を担ぎ、太鼓やかね、笛の音を響かせながら境内を巡って本殿で奉納。日が暮れると10メートルの提灯が夜空を照らし、にぎやかなはやしが雰囲気を盛り上げた。
市川海老蔵さんの特別公演もあった。駐車場に設けられた特設舞台に約3千人が詰めかけ、「延年之舞」と「蛇柳」を演じると大きな拍手がこだました。(馬郡昭彦)