北朝鮮が最近、新たな非核化措置として、寧辺(ヨンビョン)核施設の解体と一部の核兵器の廃棄を韓国を通じて米国に打診したことが分かった。米朝関係筋が明らかにした。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は、19日の南北首脳会談でも同様の提案を文在寅(ムンジェイン)韓国大統領に行い、米国との仲介を求めた模様だ。
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この米朝関係筋によると、北朝鮮は今月5日に訪朝した韓国特使団に対し、米国が豊渓里(プンゲリ)核実験場爆破などの措置を評価していないことに不満を示した。信頼関係がなければ次の段階には進めないとして、新しい提案を行ったようだ。
ただ、解体するとした寧辺の核施設が、原子炉など兵器用プルトニウム生産施設を指すのか、ウラン濃縮施設も含むのかなどは、北朝鮮は明確にしていないという。廃棄する核兵器についても数量を明らかにしておらず、廃棄が米国の求める海外搬出を意味するのかも明示していないようだ。
北朝鮮は新提案に伴って、これ…