仙台市宮城野区の仙台東署東仙台交番で清野(せいの)裕彰巡査長(33)=警部補に2階級特進=が刺殺された事件で、現場の交番にエアガン用の弾が落ちていたことがわかった。清野巡査長の顔には皮下出血があったといい、宮城県警は、襲撃時に別の警官に撃たれて死亡した大学生相沢悠太容疑者(21)が、清野巡査長に向けて発射した疑いがあるとみて調べている。
捜査関係者によると、エアガンのようなものは弾を下から込める拳銃型。県警は交番にBB弾が落ちているのを見つけたという。
司法解剖の結果、清野巡査長の腹や頭、肩に複数の傷があった。死因は失血死で、左脇腹の傷が心臓まで達して致命傷になったとみられる。拳銃はケースに収納されたままで、腕に抵抗した際にできる傷があり、拳銃を構える間もなく不意に襲われた可能性があるという。
県警によると、相沢容疑者は1…