9日午後2時55分ごろ、静岡県富士市南松野の新東名高速上り線で、乗用車やトラックなど3台が絡む事故が起きた。県警高速隊によると、乗用車に乗っていた30代と50代とみられる女性2人が全身を打ち、意識不明の重体。同隊はトラック運転手の大原聖司=滋賀県高島市新旭町藁園=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
同隊によると、現場は片側2車線の直線道路。走行車線を走っていた乗用車が、後方から来た大原容疑者の大型トラックに追突され、前方に止まっていた大型トレーラーとの間に挟まれた。当時、現場は工事で渋滞していたという。大原容疑者は調べに対し、「前をよく見ていなかった」と話しているという。
事故の影響で、新富士インターチェンジ(IC)―新清水IC間の上り線が、午後3時20分から約4時間にわたって通行止めになった。