政府が大阪誘致をめざす2025年万博について、大阪府の松井一郎知事と大阪市の吉村洋文市長は19日午前、23日に開かれる博覧会国際事務局(BIE)の総会に出席するためパリへ出発した。今回の総会で、25年万博の開催地がBIE加盟国(170カ国)の投票によって決定する。
【3Dマップ】大阪万博117パビリオンをさわってみよう
【特集】大阪万博、夢よ再び
松井知事は関西空港で記者団に「大阪・関西のおもてなし力、(世界の)皆さんを迎える準備が整っていると伝えたい」と述べた。この日は予定していた航空便が欠航し、急きょ別の便を確保するトラブルも。吉村市長は「よくあること。プラス思考で最後までがんばりたい」と語った。
松井知事と吉村市長はパリに到着後、総会までの間、財界関係者らと連携して実際に投票を行うパリ駐在の各国代表らに日本支持を要請するという。
25年万博には、日本のほかにロシアとアゼルバイジャンが立候補している。(新田哲史)