酒を飲んで軽トラックを運転し、物損事故を起こしたのに申告しなかったなどとして書類送検された、大相撲・大嶽部屋の幕下力士(24)=東京都江東区=について、福岡区検は20日、道路交通法違反(事故不申告)の罪で略式起訴した。福岡簡裁は罰金2万円の略式命令を出した。一方、酒気帯び運転容疑は不起訴処分とした。区検は「起訴するに足りる証拠がなかった」としている。
区検によると、力士は9日、福岡市東区内の路上で軽トラックを運転し、ガードレールに衝突させる事故を起こしたが、警察に報告しなかったとされる。
日本相撲協会は20日、「厳粛に受け止め、再発防止に努めます」とのコメントを発表した。29日の定例理事会で、協会としての処分を審議するという。師匠・大嶽親方(元十両大竜)の監督責任も問う方針。