麻生署は27日、川崎市麻生区の80代女性が1600万円の特殊詐欺の被害にあったと発表した。
署によると、1月10日から22日までの間、女性宅に震災復興機関の職員やボランティア団体の会長などを名乗る男らから「被災地の子どもが外で運動できるように、放射線探知機を買いたい」、「他人名義で探知機を買ったことは詐欺にあたる」などと複数回、電話があった。女性はATMで引き出した現金計1600万円を、同区のコンビニから宅配便で東京都内へ発送したという。
その後も警察を名乗る男から女性宅に「詐欺に加担したことになるから周りに話しちゃいけない」などという電話が複数回あったという。警察を名乗る電話が途切れたため、家族に相談して発覚したという。(田添聖史)