窃盗や傷害罪などで実刑判決が確定した後、刑務所に収容される前に神奈川県愛川町の自宅から逃走した無職小林誠容疑者(43)=公務執行妨害容疑で逮捕状=が、逃走当日に少なくとも3回着替えをし、散髪をしていたことが捜査関係者への取材でわかった。公衆電話から約20分間電話していたことも判明。県警は、見た目を変えて逃走を図る目的があったとみている。
捜査関係者らによると、小林容疑者は19日午後8時過ぎ、同県厚木市内のコンビニに立ち寄った姿が店の防犯カメラに映っていた。明るい色のTシャツ、短パン、サンダル姿で、これまでに確認されていた白いTシャツや、黒っぽい服とは異なるため1日で3回着替えた可能性があるという。この約1時間前には、同市内の理髪店で散髪をしていたことも判明した。
さらに、小林容疑者は、店で商品を買ったお釣りの100円硬貨を使い約20分間、店外の公衆電話で通話をしていたという。県警は逃走後、小林容疑者が大和市内まで知人に車で送ってもらったとの情報を把握しており、知人らと電話で連絡をとっていた可能性もあるとみている。
県警によると、小林容疑者は1…