実刑判決の確定後、刑務所に収容される前に逃走した無職小林誠容疑者(43)が公務執行妨害の疑いで逮捕された事件で、知人男性から「公衆電話から小林容疑者が電話をかけてきた」という通報があったことが捜査関係者への取材でわかった。神奈川県警が発信元を捜査するなどしたところ、23日午前6時38分、同市森崎の知人のアパートに潜伏していた小林容疑者の逮捕に至ったという。
捜査関係者によると、通報などをもとに横須賀市内を警察官が捜索したところ、逃げていく男を確認。小林容疑者とみて行方を追ったところ、一緒に逃げていたとみられる男の同市森崎のアパートで逮捕に至ったという。関係先から採取した指紋からも小林容疑者と断定できたという。
横浜地検によると、小林容疑者は19日午後1時5分ごろ、地検の職員5人が収容のために自宅を訪れた際、包丁のようなものを突き出し、振り回すなどした疑いがある。県警厚木署員2人も同行していた。