乗務前の飲酒で日本航空の副操縦士が禁錮10カ月の実刑判決を受けたことについて、石井啓一国土交通相は30日の閣議後会見で、日航に対し、「実刑判決が出たことを重く受け止め、厳しく反省し、改めて二度とこのような事態が起こらないよう厳格な対応を求めたい」と述べた。
JAL副操縦士に禁錮10カ月 検察「まっすぐ立てず」
飲酒をめぐっては、国交省は羽田空港にある日航の事務所に立ち入り検査に入っている。石井氏は「立ち入り検査で入手した情報などを整理・分析した上で、再発防止策が確実に実施されるよう厳しく指導監督していく。判決の内容などを踏まえ、行政処分を含む必要な措置を検討する」と語った。