沖縄県の玉城デニー知事は14日朝、登庁時に記者団の取材に応じ、午前8時半に沖縄防衛局から「予定通り土砂を投入する」と連絡があったと明らかにした。県は職員を現場に派遣し、状況を確認する。
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本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
玉城知事は「昨日、菅官房長官、防衛相とお会いして、今日の土砂の投入を取りやめるよう、そして工事の中止を申し入れて、さらに、協議をするよう申し入れたにもかかわらず、このように、あくまでも予定ありきで県民の民意を無視して、進められる工事に対しては、私としては強い憤りを禁じ得ない」と話した。
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、政府は14日、辺野古沿岸部へ土砂を投入するため、土砂を積んだ船を米軍キャンプ・シュワブ北側の護岸に付け、ダンプカーに移す作業を始めた。午前中にも、辺野古の海に土砂投入を始める見通し。