サウジ記者殺害「皇太子に責任」 米上院が非難決議採択——贯通日本资讯频道
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サウジ記者殺害「皇太子に責任」 米上院が非難決議採択

サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で殺害された事件で、米上院本会議は13日、「ムハンマド皇太子に責任がある」と非難する決議案を全会一致で採択した。さらに、イエメン内戦に介入するサウジへの米国の軍事支援の停止をトランプ大統領に求める決議案を賛成多数で採択した。


最期の言葉は「息ができない」 記者殺害現場の録音か


カショギ氏殺害を巡っては、米中央情報局(CIA)は皇太子が殺害を命じたと結論付けたとされる。だが、トランプ氏は「決定的なもの(証拠)はない」と皇太子の擁護を繰り返している。米議会では与党・共和党からも異論が出て、サウジとの関係見直しを求める声が相次いでいた。


決議では皇太子を非難するほか、サウジ政府に「適切な説明責任」を果たすように求めた。採択後、上院外交委員長のコーカー議員(共和)は「強い声明で、我々が大事にしている価値観を示している」と語った。


また、イエメンの内戦はサウジ側が空爆で市民を標的にしているとの批判が根強く、人道危機が懸念されている。カショギ氏の殺害でサウジへの批判が高まる中、共和党議員の一部が軍事支援停止の決議案に賛成したことで採択された。


ただ、下院では共和党指導部がこの決議案を審議、採択しない姿勢だ。そのため、上院での採択は象徴的な意味合いにとどまる可能性が高い。(ワシントン=杉山正)


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