シリーズ20本目の映画「ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー」が、14日から公開中だ。1986年のテレビアニメ開始時から主人公・悟空を演じ続ける大ベテラン、野沢雅子のパワーは衰え知らず。悟空は実力伯仲の強敵ブロリーとスクリーンで激闘を演じるが、アフレコ後のスタジオでは野沢の「圧勝」だったようだ。
ブロリーは悟空と同じ、宇宙最強の戦闘民族サイヤ人。90年代の劇場版から久々の復活となった。声は当時と同じ声優の島田敏(びん)。最近は「ちびまる子ちゃん」の祖父を演じるベテランが、映画の半分を占めるバトルシーンのため半日叫びっぱなしだったという。その様子を野沢に聞くと――。
「後輩なので『敏』『敏』と呼んでるんですが、収録が終わったら敏がこうなっちゃって」と、野沢はテーブルに突っ伏し顔を腕にうずめた。「私がしばらくの間、『大丈夫? 大丈夫?』と背中をさすってあげました」
野沢本人は慣れたものだ。「大変でしょ?とみんなに聞かれるけど、私は限界とか感じたことがない。だって悟空になって戦ってるんですから」
修行を続ける悟空とベジータに…