短編アニメ3本を同時上映するポノック短編劇場「ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―」(8月24日公開)。プロデューサーの西村義明さんは「本当なら、3本ではなく4本上映の予定だったんです」と明かす。幻となった4本目は「平家物語」。監督は、今年4月に亡くなった高畑勲さんが務める予定だった。
ジブリ作品手がけた3監督競演 短編アニメ劇場
特集:高畑勲さん
西村さんは、高畑監督の遺作となった「かぐや姫の物語」でもプロデューサーを務めた。かぐや姫の制作終了後に高畑監督が取り組んだのが、源平合戦を記した軍記物の「平家物語」だった。ただ「物語が長大なことに加え、高畑監督の構想が様々なエピソードを羅列する形式だったのでアニメ化が難しかった」と西村さんは言う。
エピソードをつなぎ合わせる形…