「君の名は。」で邦画歴代2位の興行収入を記録した新海誠監督の新作アニメ映画「天気の子」の製作報告会見が2日、東京都内で開かれた。
19日に公開されるが、新海監督は「今もスタジオでスタッフが作業中」と言い、通常行われる試写会が実施されない異例の制作体制となっている。「公開ギリギリまでの作業を許してもらえるのも『君の名は。』を多くの人に見て頂けたから。エンターテインメントとしての面白さを意識しているが、内容は王道ではなく意見は分かれるものになると思う」と話した。
「天気の子」は、離島から東京にやってきた家出少年が、天気を晴れに出来る不思議な少女と出会う物語。音楽は前作に続き人気バンドのRADWIMPSが手がける。
配給の東宝によると、海外興行収入150億円を記録した「君の名は。」を超える世界140の国と地域での配給が既に決まっていて、公開前の作品としては過去最大の規模という。(加藤勇介)