内縁の妻の遺体を約1年間、自宅に放置したとして、死体遺棄罪に問われた奥田義久被告(74)の初公判が17日、福岡地裁であり、奥田被告は起訴内容を認めた。奥田被告は30年以上連れ添ったこの女性の本名を知らず、検察側も身元を特定できなかった。
起訴状によると、奥田被告は昨年10月~今年10月、当時住んでいた福岡県大野城市のアパートで、同居していた氏名不詳の女性の遺体を放置したとされる。
検察側の冒頭陳述などによると、妻子がいた奥田被告は1978年ごろ、キャバレーで女性と知り合い、駆け落ちしたという。
被告人質問などによると、女性…