日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)について、東京地裁は20日、検察側の勾留延長請求を却下した。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
緊急特集「ゴーンショック 日産会長逮捕」
裁判所が保釈を認めるかどうか判断する際は、容疑者が逃亡したり、証拠を隠滅したりする恐れがないか検討する。
関係者によると、勾留延長の却下を聞いたゴーン前会長は少し安堵(あんど)した表情を見せた。その上で「逮捕、起訴で傷つけられた名誉を裁判で回復したい。出廷しないことはあり得ない」と語り、逃亡などの意図が無いことを強調したという。