拳銃を同僚に向けたとして、三重県警は、県警察学校初任科生の10代の男性巡査を銃刀法違反(単純所持)容疑で書類送検し、14日付で本部長訓戒処分にした。巡査は同日、依願退職した。県警への取材でわかった。
県警監察課によると、巡査は11月21日、警察学校の射撃練習場で実射訓練中、貸与されていた拳銃を、同僚の巡査の男女2人に向けた疑いがある。実弾は装塡(そうてん)されていなかった。巡査は「びっくりさせてやろうと思い、悪ふざけのつもりでやった」と話しているという。その場にいた初任科生から教官に申告があり、発覚した。
また、42キロの速度超過をしたとして、県警は、県内の警察署に勤務する40代の男性警部補を所属長訓戒処分にした。12月20日付。警部補は10日、同県尾鷲市の制限速度が50キロの国道で、乗用車を92キロで運転し、道路交通法違反の疑いで交通切符(赤切符)を切られていた。休みの日だったという。(三浦惇平)