大みそかに放送されたNHK紅白歌合戦の2部(午後9時~同11時45分)の視聴率は、関東地区で41・5%、関西地区で40・5%だった。ビデオリサーチが2日、発表した。1部(午後7時15分~同8時55分)は関東地区で37・7%、関西地区で35・2%だった。
2部で40%を超えたのは関東で2年ぶり、関西で3年ぶり。前回の2017年は関東で1部が35・8%、2部が39・4%。関西は1部が33・2%、2部が39・6%だった。
三代目J Soul Brothersや坂本冬美さんらの歌で始まった1部の視聴率は、02年以降で最も高かった。サザンオールスターズや北島三郎さん、松任谷由実さんらが出演した2部も、15年以降で最も高かった。
NHKは2日付で、二谷裕真・制作局エンターテインメント番組部長名のコメントを発表。内村光良さんや広瀬すずさんら司会陣については「それぞれの魅力たっぷりに息の合った進行で、番組を盛り上げてくれました」。松任谷由実さんや北島三郎さん、サザンオールスターズらのパフォーマンスにも言及し「ひとときも視聴者を離れさせまいと渾身(こんしん)のシーンの連続だったと思います」とした。
平成で最も視聴率が高かったのは1998年の2部で57・2%(関東地区)。安室奈美恵さんが産休から復帰して出場した年だった。
2018年の他の主な地区の視聴率は以下の通り。
札幌地区 1部=27・9%、2部=33・6%
名古屋地区 1部=38・6%、2部=44・6%
北部九州地区 1部=28・8%、2部=38・0%