飲酒運転を疑似体験できるバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)の動画を、福岡県警が作った。専用のゴーグルをかけると、ふらついて運転したり、対向車とぶつかりそうになったり……。県内では若者の飲酒運転による事故が増えており、VRで危険性を知ってもらう狙いだ。
お酒を飲んで飲食店を出たあなたは、未成年の後輩と車に乗ってしまいました――。
「お前の家、近くだったよな? 送っていくよ」
後輩に声をかけ、車を運転し始める。ところが、赤信号を無視。車はふらつき、視界もぼやけている。「危なかったですよ」という後輩からの注意も「ちょっと運転を間違えただけだよ」と聞き流し、一方通行の道へ。
「危ない!」
気がつくと、正面から走ってきた自転車と衝突。乗っていた人が投げ出された。
「飲酒運転は犯罪です。自分を…