日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が私的な損失を日産に付け替えたなどとして逮捕された特別背任事件で、前会長の弁護人は11日、東京地裁に保釈を請求した。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
東京地検特捜部は11日、ゴーン前会長を会社法違反(特別背任)の罪で追起訴した。また前会長と前代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪でも追起訴。同法の両罰規定に基づき、法人としての日産も追起訴した。ゴーン前会長の身柄拘束は、昨年11月19日に逮捕されてから1月11日までで54日間に及んでいる。