東京・渋谷で昨年10月、ハロウィーンで集まった人たちに軽トラックが横転させられた事件で、警視庁は16日、17~37歳の男10人を暴力行為等処罰法違反(共同器物損壊)の疑いで書類送検した。「目立ちたかった」などといずれも容疑を認めているという。
捜査1課によると、10人のうち7人は神奈川県や群馬県に住む日本人で、ほか3人は英、仏、ベルギー国籍の留学生ら。
10人の送致容疑は、共謀して昨年10月28日午前1時ごろ、東京都渋谷区宇田川町の渋谷センター街で軽トラックを横転させ、壊したというもの。ほかに出国した仏籍の男1人の身元を特定し、代理処罰(国外犯処罰)を求めるという。
警視庁は周辺の防犯カメラなどを解析し、男4人を昨年12月に同容疑で逮捕。このうち2人は略式起訴されて罰金10万円の略式命令が出され、2人は不起訴処分になった。