サッカーのアジアカップで日本は決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアと戦うこととなりました。過去の実績からも日本を恐れることはないでしょうし、簡単に勝てるチームでないことは間違いありません。優勝まであと4試合ありますが、いきなりフルスロットルで臨む必要があります。
中西哲生コラム「SPORTS 日本ヂカラ」
1次リーグは3試合とも1点差の勝利。選手の誰も満足していないでしょう。特に、第2戦のオマーン戦は、原口が倒されて得たPKも、相手のシュートがペナルティーエリア内で長友の手に当たった場面も、今大会は準々決勝からとなっているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がこの時点から導入されていれば、逆の判定になっていた可能性がありました。
とはいえ、ここまでの戦いは森保監督の思慮深さを感じさせます。W杯ロシア大会の直後からのメンバー選考をみても、積極的に世代交代を図る一方、ベテラン勢についても「機会があれば呼びたい」と常に話していました。実際、今大会も武藤や塩谷、W杯で活躍した乾を追加招集。3人が3試合目のウズベキスタン戦で一定のパフォーマンスを見せ、その他にも1、2戦目で出場機会のなかった選手が起用されました。
森保監督の思惑は、できるだけ…