仏ルノーがカルロス・ゴーン被告(64)の会長兼最高経営責任者(CEO)職の辞任を24日に承認した一方、日産は4月中旬に臨時株主総会を開く方向で検討を始めたと発表した。この株主総会で、ミシュランCEOからルノーの新会長に就いたジャンドミニク・スナール氏(65)が、ゴーン被告に代わって日産の取締役に就く見通しとなった。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
日産の西川(さいかわ)広人社長兼CEOは25日朝、記者団に対し、スナール氏と前日夜(日本時間)に電話で会談し、両社の提携強化を確認したことを明らかにした。
日産関係者によると、両氏が来週にもオランダで開かれる日産、ルノー、三菱自動車の3社連合の定例会議の場で会談する可能性があるという。3社はゴーン被告に権限が集中していた統治を改め、今後は合議で3社連合を運営していくことを確認しており、スナール氏の対応が注目される。
空席となっている日産の会長選…