中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は29日、法人としての同社やカナダで逮捕された孟晩舟・副会長らが詐欺罪など13の罪で米当局から起訴されたことを受け、「失望している」との声明を発表した。
「華為と子会社、関連組織が起訴状で指摘されているような米国法に違反する行為をしたことを否定する。孟氏によるいかなる不当行為をも把握していない」と起訴内容を否定した。
華為は声明で、イラン制裁に違反したとされる件については「米司法省と議論しようとしたが、理由なく拒絶された」と表明。企業機密を盗み取ったとされる件についても「民事訴訟では被害や悪質な行為がなかったと判断され、和解済みだ」とした。(北京=福田直之)