猛毒を持つヘビなどを無許可で飼育したとして、大阪府警は爬虫(はちゅう)類専門のペットショップ店長、長谷川佳久容疑者(33)=大阪府八尾市山本町1丁目=を動物愛護法違反と特定外来生物法違反容疑で逮捕し、30日発表した。「違法と知っていたが、家で飼いたいという欲求を抑えきれなかった」と供述している。
生活環境課によると、逮捕容疑は昨年11月20日、人の致死量を超える猛毒を持ち、飼育には許可が必要な「ガボンアダー」(約94センチ)や「パフアダー」(約93センチ)など、ヘビ7匹のほか、特定外来生物のカミツキガメを自宅で飼ったというもの。
長谷川容疑者宅は近鉄河内山本駅近くの住宅街の一角。ヘビは室内のプラスチックの衣装ケースや虫かごなどで飼われていたが、匿名の通報で発覚した。同課は入手経路を調べている。