末端価格1億円超相当の覚醒剤と、大麻を営利目的で所持していたとして、近畿厚生局麻薬取締部は、指定暴力団東組系幹部の山沢正典容疑者(56)=大阪市平野区=を覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反容疑で逮捕し、30日発表した。山沢容疑者宅では拳銃4丁と実弾数十発も見つかっており、大阪府警も銃刀法違反容疑で捜査している。
同取締部によると、山沢容疑者の逮捕容疑は昨年12月5日、覚醒剤約1・8キロ(末端価格約1億1千万円相当)と乾燥大麻約7グラム(同約4万円相当)を自宅で販売目的で所持していたというもの。認否は明らかにしていない。
山沢容疑者は自宅の捜索時には行方がわからなくなっていたが、今月29日に兵庫県内で身柄を確保されたという。