4日午後1時40分ごろ、新潟県十日町市学校町の「十日町雪まつり雪上カーニバル」の会場で準備作業をしていた男性から「雪が崩れて生き埋めになっている人がいる」と119番通報があった。同市妻有町西3丁目の渡辺安男さん(70)が崩れた雪の下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。同市の40代の会社員男性が肩や足に打撲を負った。
県警十日町署によると、16日に予定される雪上カーニバルに向け、二十数人の作業員がステージ上で雪像をつくっていた。2人は、別の1人と一緒に火焰(かえん)型土器の形をした雪像をつくるため、高さ7メートル、奥行き5メートルの雪を重機などで削っていたという。渡辺さんは全身、40代男性は体半分が雪に埋まり、作業員たちが救出した。朝から雨が降っていたという。