新潟県警柏崎署で昨年11月に留置人から預かった現金7千円がなくなっていた事件で、県警は11日、同署の警務課の男性巡査長(33)を窃盗容疑で新潟地検に書類送検し、発表した。巡査長は同日付で懲戒免職処分になった。容疑を認め、「給料日前でお金がなかった」という趣旨の説明をしているという。7千円は飲食代に使ったという。
県警監察官室によると、巡査長は昨年11月19日、留置人から預かり、署内の金庫に保管していた現金7千円を盗んだ疑いがある。
留置人が身の回りの物品を購入する際は、預かった現金から支払いをすることになっており、巡査長は留置人の現金を扱う立場にあったという。本来は署の警務課長が金庫の鍵を保管しなければならないが、同署では留置担当の署員による管理が常態化し、無施錠の机の中にしまってあったという。鍵の管理に問題があったとして、11日付で同署の警務課長と当時の警務係長の2人にそれぞれ本部長訓戒と所属長訓戒の処分が下された。
県警では今年に入って警察官の…