牛丼チェーン「吉野家」は、福岡市内の店舗で提供したメニューにゴキブリが混入していたとして、4日付でおわびの文書を公式サイトに掲載した。同社から報告を受けた福岡市中央保健所は、目視などでの確認の徹底を口頭で指導した。
同社広報によると、混入があったのは福岡市中央区の吉野家春吉店。昨年10月13日、「鶏すき丼」(現在は販売終了)を注文した客から、虫が2匹入っているとの訴えがあった。
駆けつけたエリア責任者が小形のゴキブリと確認して客に謝罪。同店をこの日は閉店にし、すべての食材を廃棄した。害虫駆除も後日実施したという。混入の原因は特定できていない。
この客とみられる人物が今月2日、虫が混入した画像をツイッターで配信したことを受け、おわびの掲載を決めたという。担当者は「不快な思いをさせ、申し訳ありません」と話した。(小野大輔)