福岡市南区柏原1丁目のアパート1階の部屋で、住人の吉松孝さん(56)が殺害された事件で、吉松さんが借金返済をめぐってトラブルを抱えていたことが10日、捜査関係者への取材でわかった。県警は金銭トラブルが動機になった可能性もあるとみて調べている。
吉松さんは自営でコインパーキングを設置する仕事をしていた。捜査関係者によると、仕事に関連して借金があり、返済が滞っていたとの情報があるという。県警は知人らから話を聞く一方、金銭トラブルと事件との関連を調べている。
事件は8日午後6時15分ごろ発覚。布団の上で死亡していた吉松さんを南署員が見つけた。死因は刺し傷による失血死。凶器とみられる刃物は室内に残されていなかったが、吉松さんの財布はあったという。