政府は19日、離婚した夫婦間で子どもを引き渡すルールを明確化した民事執行法などの改正案を閣議決定した。養育費や賠償金の取り立てをしやすくする仕組みも規定。裁判所の命令に従わないケースを防ぎ、実効性を高めるのが狙い。 特集「小さないのち」 現行法には、親権を失った親から、親権を認められた親に子どもを引き渡す方法の規定がない。このため、親権者から申し立てがあれば、裁判所の執行官は民事執行法の動産の規定に基づいて強制的な連れ出しを行っており、執行の際は同居する親権を失った親が立ち会うことが原則となっていた。 改正案は、引き渡しに親権者が立ち会えば、子どもと同居している親が不在でも子どもを連れ出せるようにした。国境を越えて連れ去られた子どもの取り扱いを定めた「ハーグ条約」の国内実施法にも、同様の規定を設けた。 子どもの養育費や賠償金の支払い義務を負いながら支払われないケースにも対応する。確定判決などに基づいて裁判所に申し立てれば、相手方の預貯金口座の残高や不動産などの情報を指定した金融機関や公的機関から入手できる仕組みを導入する。 また裁判所の不動産競売に暴力団組員やフロント企業が参加できないよう、裁判所が警察に照会し、売却を拒否できる制度も設ける。 |
離婚の子、引き渡しルール化 養育費も取り立てしやすく
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
生みの親が育児、常識なの? 65人育てた「親」と虐待
「なぜここに?」 陸上イージス計画に揺れる街
液体ミルク、割高でも好評な理由 ママたちに聞いた
認可外保育園「劣悪でも無償化」 除外する自治体わずか
不登校で「虐待の恐れ」2893人 政府の緊急点検結果
認可外保育施設への立ち入り調査 4割超が基準満たさず
子ども食堂、全国4千カ所弱まで増加 6割は資金不足
体罰禁止、問われるしつけ 虐待から子どもを救うために
「結愛ちゃん浮かばれたらいいな」 主治医が語る改正法
改正法は虐待防げるか 介入と支援、児相職員の担当分離
子どもの貧困改善、市区町村の努力を義務化 改正法成立
虐待防止→虐待推進に 東京都「あってはならないミス」
登下校の無差別襲撃、子供守るには 川崎殺傷「想定外」
怒鳴らない、たたかないしつけ 犬山紙子さんらと考えた
少子化対策「質・量とも十分でない」6割超 内閣府調査
講じていた対策、想定超えた凶行 子どもをどう守れば
虐待の傷「消えないけど受け入れた」 28歳が心理職に
短すぎ?幼保無償化パブコメ、13日間で募集終了へ
息子が不登校に 親も追い詰められ「学校やめちまえ」
車暴走、保育士は「盾」なのか 吐露したやるせなさ
虐待の傷「消えないけど受け入れた」 28歳が心理職に
離婚での子の引き渡し、同居の親不在でも可能に
発達障害児の親たち、SNS交流は「炎上」から始まった
企業従業員向け保育所、国が助成も開所に至らない施設も
ほかの子の性器、触らない グー、チョキ、パーの境界線










