トランプ米大統領は22日、米中通商協議の合意に向け、近く中国の習近平(シーチンピン)国家主席と首脳会談を開く意向を表明した。3月中に、米フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の別荘「マール・ア・ラーゴ」で開く可能性があると述べ、3月1日の交渉期限の延長にもあらためて言及した。
トランプ氏は22日、前日からライトハイザー米通商代表との高官級協議を進めてきた中国の劉鶴(リウホー)副首相と会談。習氏と「おそらくかなり早く、3月にマール・ア・ラーゴで会うだろう」と述べ、「決まったわけではないが、合意の可能性は高まっている」と語った。
21日からの高官級協議では、中国による知的財産侵害やサイバー攻撃、中国の為替政策などの論点について、双方の合意事項を「覚書」にまとめるための交渉を進めた。当初22日までの予定だったが、24日まで延長することになった。
トランプ氏によると、中国によ…