第23回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の「マンガ大賞」の候補作が決まった。昨年刊行・発表された作品が対象。社外選考委員の投票による上位11作と、専門家や書店など関係者の推薦が最も多かった『海街diary』を合わせたが、同作は委員投票でも上位だった。候補は次の通り(作品名は50音順、敬称略)。
特集:手塚文化賞
前回の手塚治虫文化賞、大賞は「ゴールデンカムイ」
『あれよ星屑(ほしくず)』山田参助、KADOKAWA▽『海街diary』吉田秋生、小学館▽『彼方(かなた)のアストラ』篠原健太、集英社▽『健康で文化的な最低限度の生活』柏木ハルコ、小学館▽『さよならミニスカート』牧野あおい、集英社▽『その女、ジルバ』有間しのぶ、小学館▽『ダルちゃん』はるな檸檬、小学館▽『凪(なぎ)のお暇(いとま)』コナリミサト、秋田書店▽『フラジャイル』原作/草水敏、漫画/恵三朗、講談社▽『ましろのおと』羅川真里茂、講談社▽『約束のネバーランド』原作/白井カイウ、作画/出水ぽすか、集英社。
社外選考委員は、秋本治(漫画家)、杏(俳優)、桜庭一樹(小説家)、里中満智子(マンガ家)、中条省平(学習院大学フランス語圏文化学科教授)、南信長(マンガ解説者)、みなもと太郎(漫画家・マンガ研究家)、ヤマダトモコ(マンガ研究者)の各氏。
「マンガ大賞」のほか「新生賞」「短編賞」を選考委員の合議で決める。結果は4月下旬ごろに紙面で発表する予定。
担当記者が11作品を紹介します
■あれ…