大阪府茨木市の自宅で同居する父親(81)を殺害したとして、府警は次男の無職鈴川幸二容疑者(46)を殺人容疑で逮捕し、発表した。容疑者もカミソリで自分の首を切って自殺を図ったが軽傷で、「父が1カ月前から病気で寝たきりで、介護を苦に首を絞めた」と供述しているという。
茨木署によると、幸二容疑者は2日午後、茨木市並木町の集合住宅2階の自宅で、父の清さんの首をタオルや両手で絞めて殺害した疑いがある。
幸二容疑者は両親と3人暮らし。2日午後5時ごろに母親が帰宅した際、清さんが和室の布団の上で倒れ、幸二容疑者が風呂場の脱衣場で首から血を流して倒れていた。119番通報した母に、「父の首を絞めた後、自殺しようとした」と話したという。(大部俊哉)