水産庁は3日、長崎県対馬沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で許可なく操業したとして、韓国のイカ釣り漁船を拿捕(だほ)し、船長を漁業主権法違反(無許可操業)容疑で逮捕した。国連海洋法条約に基づき、韓国側から担保金が支払われれば解放する見通し。
水産庁の漁業取締船が、巡視中にイカ釣り漁船を発見した。韓国・統営海洋警察署によると、船はキョンジン号(42トン)で、韓国人船長ら12人が乗っていたという。
水産庁によると、日韓の交渉がまとまっておらず、2016年7月から日本のEEZ内で韓国漁船が操業することは認められていない。