東京都江東区のマンション一室で住人の加藤邦子さん(80)が強盗に襲われ殺害された事件で、現場から逃走した3人組が黒い手袋を着用していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、3人組が指紋などの痕跡が現場に残らないようにして加藤さんを襲ったとみている。
病院の元看護師、歌唱サークル活動も 江東の被害女性
捜査関係者によると、マンション玄関の防犯カメラには2月28日午前11時ごろ、男3人が数分おきに1人ずつ、時間差で入っていく様子が映っていた。この際、男たちは全身黒ずくめでフードをかぶり、黒の手袋を着用していた。
3階の加藤さんの部屋は押し入れなどの引き戸が外されたり、あらゆる引き出しが開けられたりするなど広範囲に荒らされていたが、これまでの調べで室内から犯人のものとみられる指紋は検出されていないという。室内には少なくとも約150万円の現金が残されたままだった。
また、ダイニングのテーブルの…