大やけどを負った3歳の長女を放置したとして、横浜市鶴見区の母親(22)らが逮捕された事件について、林文子市長は「(区や児童相談所の対応は)結果的に、十分であったとは申し上げられない」と話し、一連の対応を検証していく必要があるとの認識を示した。6日の定例会見で記者からの質問に答えた。
大やけどの3歳長女を放置容疑、母親と交際相手を逮捕
市などによると、昨年5月に転入した一家に対して、同区や市中央児童相談所(中央児相)が保育園入園の支援などをしてきた。区と中央児相が同年11月、母親と面談した際、母親は「長女はおむつが取れるのが遅く、いらいらする」などと話した。中央児相は軽度の身体的虐待があると判断。冷静さを保つ指導をした上で、今年1月以降は区が支援することになったという。
だが、一家の長男(5)が通う保育園から1月末、「12月下旬を最後に長男の通園が途絶えた」と区に連絡があった。母親らに連絡を取ったが、携帯電話の反応がなかった。4月から長女が通う予定だった保育園が今月2日に開いた入園説明会で、一家の様子を見ることにしていたが、当日も現れなかったという。
林市長は一連の対応を「児相と…