大阪・ミナミの店舗「バーファイブ」で11日未明、従業員と客が男に撃たれて意識不明となっている事件で、男は入店直後、2人に発砲した。大阪府警は、被害者側が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあるとみて、捜査を進める。
発砲の男、事前に入店連絡して犯行 ミナミの飲食店街
男性2人撃たれ、意識不明 男が逃走、ミナミの飲食店
事件が起きたのは、日付が変わって間もない11日午前0時40分ごろで、現場は、複数の飲食店が入居する雑居ビルの3階。周囲には似たような雑居ビルが密集するが、月曜日の未明とあって、客足は少なかったとみられる。ここに男が入店し、2人へ向け発砲。従業員は頭を、男性客は腹部を撃たれた。男は拳銃を現場に残していったという。
南署によると、撃たれた男性客はいったん現場から離れ、無事だった別の従業員とともにタクシーで大阪市西区の病院へ。この病院の関係者は、「駐車場で男性がおなかを抱えてしゃがんでいた」と証言。別の事案に対応していた救急隊が男性を見つけ、受け入れ態勢が整った別の病院へと搬送した。
現場の雑居ビル周辺には多数の…