「春のおどり」でお披露目にのぞむ OSK日本歌劇団トップスター桐生麻耶さん
大阪・ミナミでうまれ、華麗なレビューの歴史を刻んできたOSK日本歌劇団。2022年の100周年を前に昨年8月、トップスターに就任した。前トップの高世麻央からはひとこと、「頼むよ」。研修所時代からあこがれ、芸名の1字ももらった先輩から重いバトンを託された。
「重圧は、毎回舞台に立つ上でもぬぐえないもの。シンプルに、私なりのものを信じてやるしかない」。就任から半年。お披露目となる「春のおどり」に向け、58人の団員の先頭に立って稽古に励む。「自分でお稽古をする努力と、感動を人に届ける努力は別。舞台で伝えるということに全員で向き合うには、まだまだ甘い」。厳しい言葉は、OSKへの愛ゆえだ。
1997年入団。エキゾチック…