仏の作家サルトルによる戯曲「出口なし」が上演される。密室に集った男女3人のやり取りを通じ、人間の業が浮かび上がる作品。多部未華子は大竹しのぶ、段田安則という2人の大先達と共演する。20代最後の年に迎えた、真っ向勝負の舞台だ。
「異次元の人たちみたいです」。稽古場で、多部は苦笑した。
無理からぬ話だろう。大竹、段田ともに自身の生まれる前から俳優活動を始め、舞台の一線で活躍し続けてきたのだから。
共演作が「出口なし」であるこ…
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