安倍晋三首相は17日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で、改憲を念頭に「政治も責任を果たさなければならない。自衛官が強い誇りを持って職務を全うできるよう環境を整えるため、全力を尽くす決意だ」と訓示した。
昨年末に改定した防衛計画の大綱(防衛大綱)にも言及し、「新しい防衛大綱の下、宇宙、サイバー、電磁波といった領域で我が国が優位性を保つことができるよう、次なる時代の防衛力の構築に向け、今までとは抜本的に異なる速度で変革を推し進めていく」と語った。
今年度の防衛大の卒業生は478人(うち女性は48人)と留学生25人。任官辞退は49人だった。